最近具合悪そうにしていたので念の為検査を受けた方がいいと勧めましたが、これまで風邪くらいしかひいたことがなく、60歳を越えてもトレーニングを欠かさず行っていて人一倍健康な人で、まさか父に病気が見つかるとは思っていませんでした。
初期の癌で手術も可能ということだったので当初は命に関わることではないとみんなが胸をなでおろしましたが、その時に父がもし自分が死んだら遺骨を海にまくようにと言い出して、何を縁起でもないことを言っているのかとその時はみんなで笑い飛ばしました。
しかしその後の再検査で他の部分にも癌が転移しているのが見つかり、結局手術も受けましたが、最初の検査から半年で父は天国に旅立ってしまいました。

葬儀の準備をする時に遺骨を海にまいて欲しいという父の言葉を思い出し親族も含めて話し合うと、そこでは半分くらいが海洋散骨には否定的でとりあえずその時は葬儀に集中することにしました。